砂漠の国からやってきたアデニウム

熱帯の植物

旅が好きだ。

そして、旅先で美味しいものを食べるのと同じぐらい、いやもっと、その地の植物を見るのが好きだ。

旅で出会った気になる植物は、いつも連れて帰りたくなってしまう。 ただ、普通のお土産と違って、植物は恐ろしく検疫が面倒でなかなかそういうわけにはいかないのだけれど。

アデニウム・アラビカム

この水色の植木鉢に入っているのはアデニウム・アラビカム。ずいぶん前にプランツハンターの西畠さんが世界から集めた珍しい植物の展示会を銀座でやった時に初めて出会った植物。

その時、ずんぐりとした不思議なフォルムにすっかり魅了されて、私の欲しいものリストの仲間入りをしたのだ。

名前にアラビカムとあるように、アラビア半島が原産。キョウチクトウ科アデニウム属の塊茎植物。胴体が壺のように太って、分岐した枝の先にはピンクの小花を咲かせる。 面白いフォルムと花の両方を楽しめるエキゾチックな植物だ。

アデニウム・オベサム

黒くて細い植木鉢で育っているのはアデニウム・オべサム。

こちらはケニアやタンザニアの原産。オベサムのほうは胴体が太くならない代わりに、見ごたえのある美しい花を咲かせる。こちらの品種が砂漠のバラとも呼ばれている所以だ。

花を楽しむために、いろいろと交配されて、今では数え切れないぐらいの花の種類が作られている。

タイや台湾などではオベサムの花の品評会なども行われているとか。 いつか、自分で育てたオベサムの花をずらりと並べて、展示会をするのも夢の一つ。

砂漠の植物の冬越し

いずれも砂漠の植物なので、暑さや乾燥には強く寒さに弱い。

というわけで、日本の冬はかなり厳しい。最低でも室内で室温10度ぐらいでは管理したいところ。

いずれにしろ、冬の間は葉を落として休眠して過ごす。なので、根腐れしないように水やりも控える必要がある。

さて、これから寒い冬がやって来る。 寒さに弱いこの子たちがちゃんと冬を越せるように、冬支度を始めなければ。

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