タイへのボタニカルジャーニーvol.3 「チャトゥチャックマーケット」

ボタニカルジャーニー

滞在中の水曜日、いよいよ楽しみにしていたチャトゥチャックの植木市に出かけた。

このチャトゥチャックはBTS モーチット(Mochit)駅からMRT カムペーン・ペット(Kamphaeng Phet)駅にかけて広がるバンコク一を誇る巨大な公設市場。

ガイドブックなどにはチャトゥチャックウィークエンドマーケットという名前で紹介されているように、東京ドーム約2.5倍の敷地内に週末になると1万5,000軒以上の店舗がオープンし、毎週20万人〜30万人の買い物客が訪れるという人気の場所だ。

このマーケットに行けば、タイにあるほとんどすべてのものが集まっていると言われている。

ではこのチャトゥチャックマーケット、週末以外は閉まっているのかと思いきや、実は水・木の二日間は植物だけを扱う植物市としてオープンしている。タイで流通している植物のほとんどが集まってくるバンコク一の植物市なので、植物目当ての人は週末ではなくこちらにやって来る。

植物市が開かれている日は屋内の店舗はほとんど休業していたが、建物の外側をぐるりと一周植物の露店が軒を連ねていて、大きな木から小さな苗までありとあらゆるグリーンを並べて販売している。

ものが大きいのでトラックで買い付けしているプロっぽい人もたくさん。購入した植物を有料で場外まで運んでくれる、リヤカーを引いた運び屋さんも多数歩き回っている。

ナコンナヨックで今回欲しかった植物の半分ぐらいは入手していたので、スーツケースで持ち帰れる量を考えながら店舗を見て歩いたのだがとにかく広い。そして暑い。歩き回っていると熱中症で倒れそうになる。

日本ではお目にかかれないぐらいの大きさの塊根植物たちが、露店の店先に圧倒的な存在感で並んでいる。日本では見たことのないレベルとクオリティの苗たちだ。

このユニークな形が大好きなので本当は喉から手が出るほど欲しいのだけど、これらはワシントン条約の附属書に記載されている植物なので、輸入には特別の手続きが必要とややこしい。なので、今回は見るだけ。

常夏の国ではこんなに大きく育つのだと、ただただ感嘆。

ナコンナヨックは広大なエリアにナーサリーが並んでいて、あまりの広さに回りきることもできず、目的の植物を探し出すことも至難の業だった。しかし、こちらは一つ一つの店舗が小さく、とても見やすくて目的のものが見つけやすい。

値段もナーサリーで直接買うのとさほど変わらない。つまり、こちらの方が買い物しやすいことが判明。

ワシントン条約にかからないもので、水切りしても大丈夫な多肉系の植物を集中的に見て回り、ナーサリー巡りでは見つけられなかったアラビカム系のアデニウムの苗、様々な種類の小ぶりのタンクブロメリア、シダなどを買い足して買い物終了。

この植物市では、アデニウムたちはすでに裸根になっていて、きれいに土が落とされているものが多く、国外に持ち出す予定の私も大助かり。やはりバンコク一の植物市だから、世界中からバイヤーが集まってくるのだろう。

植物の扱いも、またレシートの書き方も輸出に問題ないようにきちんとしている露店が多かった。

いったんどこかに撤収しないと、タイの暑さでは体力的な限界が来る。本当はもっともっと見て回りたかったし、お財布が許すならもっとたくさんの植物をゲットしたいところだったのだが。

たくさんの植物を抱えてホテルに戻り、また水場で苗たちのクリーンアップ。帰国前日にはカセサート大学内にあるタイの植物検疫所に持ち込んで検疫証明書を取る予定。抜かりないように、きちんと準備しなければ。

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