ブロメリアというのは、パイナップル科の植物の総称。
と言っても、食べると甘い果物のパイナップルのことではなく、中南米原産の観葉植物の仲間をブルメリアと呼ぶ。
それこそ、岩場や雲霧林、町中から砂漠地帯まで、それぞれの場所に適応して生き抜いている植物たちだ。
このブルメリア、とても種類が多く、タンクブロメリアと呼ばれる固い葉っぱの筒に水を貯めるもの、エアープランツのように葉っぱの表面にトリコームと呼ぶ毛を生やして、濃霧から効率よく水を取り込むもの、硬いとげとげを葉っぱのふちに生やしているものなどいろいろある。
今回持ち帰ったものは、乾燥に強いタンクブロメリアの仲間たち。
タンクブロメリアにはフリーセア、ネオレゲリア、グズマニア、ビルベルギア、ホヘンベルギア、エクメア、クリプサンタスなどなどが分類される。
もともと種類が多い上に、園芸品種では年々改良されて種類が増え続けていて、なかなかそれが何なのかという種類の同定が難しい。
タイのナーセリーでで育てている人たちも、学名ではなく地元の通称名で呼んでいるので、本当の名前がわからないことが多かった。
それをタイの植物検疫所で、職員の人たちとネットで調べ、ああでもないこうでもないと額を寄せ合って名前をひねり出しながら記載して持ち帰ったのだった。
というわけで、植物検疫証明書に付けられた名前が原因で、入国持ち込みが大変だったのは前述の通り。
ようやく持ち帰ってから、さっそく植え付けした。
こちらも水はけのよい土壌ということで、中粒のベラボンに日向土と軽石を混ぜたものを用意して植え付けした。
ただ、アデニウムの苗と違って、こちらは現地で根っこを1㎝ほど残してバッサリと切り落として持ち帰った。
細い根が絡み合っているので、土が残らないようにと思ってそうしたのだが、根っこがないだけに植え付けしてからも地上部がぐらぐらしてなかなか安定しない。
ブロメリアは栄養や水分は筒の中に貯めた水から採っている。根っこは養分や水分を吸うためのものではなく、岩や木などに着生するためのものだ。
なので、乱暴な言い方をすると根っこがなくても生きていける植物なのだ。
でも、水やりするたびにぐらぐらする苗を見ていると、根っこは本体を安定させるためには、なくてはならない部分なのかもしれない。
こちらも寒さにとても弱いので、アデニウムと同じタイミングで室内に入れて、小さいものだけは植物育成ライトに当てながら冬越し中。
枯らさないことは言うまでもない。
春までには切った根っこが少しでも伸びて、本体が安定するように育てるのが今のところの目標なのだ。



コメント