黄金の花、イペー(イペーアマレーロ)

熱帯の植物

日本の、いや九州の最南端にある鹿児島に旅行した。

車でどんどん南下するにつれて、野山の植生が変わり、山や道路沿いのあちこちに、ヤシの木が混じるようになってきた。

 

昨年訪れたマレーシアの街角のような雰囲気だ。そういう景色を見ながら東南アジア気分に浸っていると、見たことのない花木に遭遇した。

その花木は、指宿に近づくにつれ、民家の庭や空き地などにパッと豪華な黄色い花の咲かせていて、通りすがりでも目に付くようになってきた。

花は形といい大きさといいなんだかハイビスカスのようで、輝かんばかりのまぶしい黄色。美しい。 その花木がたくさん見られる地区で、いよいよ「これはなんだ?」と思いながら車を止め、通りかかった人に話を聞いてみると、「イペーだよ」とのこと。

なんでも20数年ほど前にブラジルから戻ってきた人が持ち帰って植えたものが、花がきれいだと評判になり、近隣の人が庭に植えたりして増えているのだとか。

どこかで買えるかと聞くと、この苗を売ってるなんて聞いたことないという。みんな種やら苗やらを分けてもらって植えるとのこと。

調べてみると、イペーはブラジルの国花に指定されている花木で、樹高3〜5メートル。葉っぱが出る前に花が咲いて、日本の桜のようにブラジルの人が春のお花見を楽しむらしい。

和名はコガネノウゼン。

買えないとなると、ますます欲しくなるのが人情。それから通りかかるホームセンターや道の駅を片っ端から覗いて、イペーの苗探しが旅の目的の一つになってしまった。

結局、旅の間はイペーの苗木を見つけることができず、帰ってきてからネット検索で鹿児島の苗を見つけて発送を頼み、今回の旅の土産とした次第。

グリーンショップなどでもあまり販売されていない、希少な苗だった。

旅行で現地まで行っていたのに、実際に自分で見つけて購入できずにほんとに残念。

届いたのは樹高30㎝ほどのかわいい苗木。これが3本。鹿児島旅行のお土産。

南国植物なので、日本だと南西諸島や九州南部の沿岸部でしか地植えしないようにとの注意書きがついてきた。そして花が付くのは3年目ぐらいからとのこと。

私の住んでいるエリアも温暖なのだが、とりあえずは鉢植えで育ててみようと思う。

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