アガベたちの夏

タネ・苗

アガベの葉っぱ、なんかかっこいいと思って種を海外から買ってみた。

ところが、待てども暮らせども芽が出ない。

何でだろう。

種が古かったのか、いい加減栽培があだとなったのか。

そうこうしているうちに植物の輸入検疫(種を含む)が厳しくなったので、国内で栽培されていたアガベの欠き子を手に入れた。

まず「雷神」3つ。

しばらくして「笹の雪」。

それから「ベネズエラ錦」と「王妃雷神」。

そしてこの夏の頭に「ゲミニフローラ」。

このアガベ、アロエに似ているけどリュウゼツラン科に属する植物。

原産地はアメリカ南部、メキシコなど中央アメリカ、南アフリカ大陸などに分布し、乾燥した場所に自生している。

多肉質な葉の先端には、鋭いとげのあるものが多く、古くから庭園用に普及している植物で、種類は300種以上ともいわれている。

その性質は、多くの品種は高温や0℃程度の低温にも耐え、強健。

株がまだ小さいうちはよく子株を出すが、大株になるとあまり子株を出さなくなるとか。

また、アガベの花はセンチュリーフラワーといわれるように、まれにしか咲かない。花が咲くとその株自体は枯れてしまうが、株の基部に子株を残す。

どの子も、我が家に来てからはそのまま日当たりのデッキに直行。かんかん晴れだろうが、雨だろうが出しっぱなしの放置育児。

決して育児放棄しているわけではない。なるだけ今いる生育環境に慣れながら育ってほしいと思っているのだ。

だけど、ちょっと葉っぱに痛みが出てたりして、みんな大変なんだと反省したり。

すると7月の肌寒くて長い梅雨の時期に「笹の雪」が枯れ始めた。

「あちゃー!やっちゃった」とがっくりきたものの、8月になってから根元のところから新しい葉っぱが出てきた。よく見ると子株も付いている。

自然治癒力というか、自然の生きる力で何とか復活。購入時より一回り小さくなってしまったけど、もう一度人生、いや植生やり直そう!

この「笹の雪」の学名は AGAVE VICTORIAE-REGINAE。

その名前の由来は、白いラインで縁どりされ、緻密で正確な球を描く気品漂う姿から、英国王室ビクトリア女王の名を与えられたとのこと。「世界で最も美しい植物」と言われているらしい。

「雷神」も欠き子で根っこが出ていない株を、そのまま鉢の上に軽く刺してそのまま置きっぱなしだったのだけど、さすがにもう根っこが出てるはず。根っこ出てるよね。気持ち大きくなってきてるし。

「王妃雷神」は来た時とさほど大きさが変わらず。調べてみたらMaxで直径15㎝ぐらいにしかならない超小型のアガベとのことだったので、成長が遅いし小柄なのね。

それに比べて「ベネズエラ錦」は、なんかぐんぐん大きくなっている。原産地は乾燥地帯だけど、湿度の高いむしむしした日本の夏に上手に対応している様子。

「ゲミニフローラ」だけは、直径30㎝程の苗で購入。

細い放射状につき出した葉っぱの縁から、細い糸くずのようなフィラメントが出ているのが美しい。

もちろん育つ環境には配慮するけど、この国で生まれ育ったのだから、四季のある日本にも慣れて欲しいなぁ。

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