光と水と風と

タネ・苗

植物が育つのに必要とされる基本的なものは光、水、そして風だ。

このうちのどれ一つが欠けても植物は健康的に育たない。

光と水は分かるのだけど、風も?とちょっと首をかしげてしまう人もいるかもしれない。

この風は、植物の根張りに大きく影響してくる。

特に砂漠の植物には風は欠かせない。

アデニウムやグラキリス、デンシフローラムなどの、あのどっしりとした丸っこい独特のフォルムは、砂漠を吹き抜ける風に耐えて作られる形なのだ。

もし風が吹かないと、彼らは徒長して、根っこも張らず、ひょろひょろと育ってしまうだろう。

激しく照り付ける太陽の光と、生き抜くのに必要な雨水、ビュービュー吹き抜ける風があってこそのあの姿なのだ。

なので、気温の高い季節は、なるだけ直射日光の当たる野外に出して、光ざらし、雨ざらし、風ざらしにして、育てる。

そしてその条件の整わない冬の日本では、室内に取り込んで、10℃以下に下がらないように気を付けながら休眠させることになる。

しかし、我が家で育てているアデニウムやグラキリス、デンシフローラムはまだ小さな芽。

休眠させるのが難しいので、植物育成ライトをつけた棚でそのまま生育させている。

ライトの光と熱で、今のところは順調に育ち続けているのだが、どうしても空気が乾燥してしまう。

そこに乾燥したところが好きなハダニが発生してしまった。

このハダニは水が嫌い。なるだけ薬を使いたくないので、毎日葉っぱ部分に霧吹きで水をかけ始めたら、目に見えてハダニがいなくなってきた。

一鉢一鉢霧吹きで水やりするのは面倒だけれども、こんなに効果が出るとやめられない。

これでハダニ対策は一応成功か。

冬の寒い時期でも、室内でライトを使って光と温度と水やりは何とかコントロールできるのだが、いかんせん風が吹かない。

そこで小さなファンを購入してそれぞれの棚に取り付けてみた。

このファン、さほどの風量はないのだが、棚の中で空気が動いている。本当はもっと強い風が欲しいところだが、なかなか室内で完璧な環境を用意するのは難しい。

この人工的な環境の中でも、植物たちが背を伸ばしたり葉っぱを出したりと成長しているのは御の字というところ。

とりあえずはこのファンで多少なりとも空気を動かして、のびのびと育つ気分になってもらいたい。

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