冬越しで体調を崩しつつあったアデニウムの親分。
腐ってきていた枝をカッターで切り落とすという手術を数度繰返し、その後の様子を見守ってきた。
そして、毎日、その胴体を手のひらで包んで「もうすぐ春だよ。がんばろうね」と声をかけた。

すると不思議なことに、枝がぶるぶると震えるときがある。
昔から、植物とは心が通じると思っていた。
その木肌をさすりながら声をかけると、ちゃんと聞いてるような気配が感じられるのだ。
春めいた日差しのまぶしい今日。
ぽかぽかの陽だまりの中に親分を置いた。
胴体を撫でながら、先日の手術跡のチェック。
傷口はきれいに乾いている。
手術した枝の下あたりの胴体の、ぐにゅぐにゅ柔らかくなっていたところも、触ってみると固くなっている。
何だか、親分の生命力を感じる。
よくよく見ると、枝から小さな緑の芽が顔を出している。


調子が良さそうなので、最後に残しておいた腐った枝をカットして、親分の外科的治療は終了。

ふと見ると、棚に並べたアデニウム・オブサムの斑入り葉っぱの子が目覚め始めて、葉っぱを出していた。
日本生まれの小さなオブサムも葉っぱの芽を出していた。

アデニウムに限らず、植物たちがそわそわとし始めた。
やっぱりみんな春の気配がわかるのだ。
植物たちがそわそわすると、私も一緒にそわそわしてしまう。



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